浄土真宗の住職は、いつでもどこでも求められている
「浄土真宗の住職の仕事は何だと思いますか?」
と一般の人に聞けば、何と答えるでしょう?
「葬式や法事をしたりするんじゃないの?」
「お墓の番をする?」
「ご先祖様を供養することでしょ」
こんな答えが返ってくるのではないでしょうか?
これが浄土真宗の住職の仕事だとすると、葬式や法事と縁のない人は、仏教と関係ないことになります。
「仏教のお話、聞いてみませんか?」
と言うと、
「え?仏教だって?
両親は元気だし、俺はまだ若いから、先のことだよ」
と言われてしまうことがよくあります。
仏教は親が亡くなったり、年がいってから聞けばいいもので、若いうちは関係ないと思われているからでしょう。
でも、仏教を説かれたお釈迦様も、浄土真宗を開かれた親鸞聖人も、葬式や法事、墓番は、一度もされたことがないと聞けば、誰でも驚くのではないでしょうか。
しかも、お年寄りばかりが聞いていたのではなく、老若男女関係なく、多くの人がお釈迦様のご説法を聞いていましたし、浄土真宗の教えを求めていました。
葬式や法事をすること、墓の番をすることは、実は本来の住職の仕事ではないのです。
昔も、今も、浄土真宗の住職としての仕事は変わりませんし、それは、いつの時代、どこへ行っても、人々に求められていることなので、需要はなくなりません。
浄土真宗の住職の仕事が、いつでも、どこでも、人々から求められる内容だと、ご存知の方は意外と少ないようです。
どういうことか、ここでご説明しましょう。
まずは、仏教を説かれたお釈迦様までさかのぼりたいと思います。
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